今日のツインズ戦で、区切りの２０セーブを挙げました。数字のことは、あまり気にしてなかったんですが、先日、２試合続けて打たれていたので、精神的にスッキリさせる意味でも３連投するつもりでした。せっかく、通算１００セーブを挙げて、オールスターにも選んでもらったわけだし、早く気持ちを切り替えたかったんです。

　ただ、この試合は、別の意味でも特別でした。日本にいた時から親しくしてもらっていたパンチョ伊東さんが亡くなったという知らせを聞いたのが、今日の朝でした。２年前のメジャーデビュー戦も見に来てもらいましたし、プロ入り３年目ぐらいの時からいろいろと相談に乗ってもらったのが、パンチョさんでした。今でこそ、日本でもメジャーリーグが定着していますが、それもパンチョさんが米国野球の情報を、日本のファンに伝えてくれたからです。日米両国の架け橋になって活躍したパンチョさんの功績は、本当にすごいと思います。だからこそ、今日の試合は勝ちたかったし、投げたかったんです。ウィニングボールは、パンチョさんの墓前に捧げてもらうつもりです。

　前半戦も残りわずかです。オールスターでいろいろな選手に会えるのも楽しみですが、その前にあと３試合。気を抜かないで、いい形でミルウォーキーに行きたいですね。　では、また。佐々木でした。