シアトル・マリナーズの佐々木主浩投手が26日帰国し、成田空港でメジャー2年目のシーズンを振り返った。
今季は69試合に登板し、リーグ2位の45セーブを記録。初の球宴出場も果たし、公式戦116勝のメジャー記録を樹立したチームの快進撃にイチローとともに貢献した。
しかし会見では屈辱のサヨナラ弾で悲願のワールドシリーズ進出を逃した悔しさを何度も強調。「いいことは覚えていない。悔しさだけです」。昨年からポストシーズン無失点が続いていたが、リーグ優勝決定戦第4戦、元広島ソリアーノに1発を浴びた。痛恨の1球が最後の投球となってシーズンを終えた。
9カ月の米国生活で蓄積した疲れを取るため、11月から九州のリハビリ基地で温泉治療に入る。右ヒジ、肩のオーバーホールを行い、そのまま沖縄で自主トレを開始する。「ヤンキースは強い。今年は勝てるかと思ったけど。もっと上を目指すためにもっと体を鍛えてパワーアップを図ります。球団から練習メニューももらったから」。帰国直前にはイチローと電話で話し、リベンジへ向けて年内無休で動き出す。
◆佐々木一問一答
−−帰国してひと言
佐々木 日本はあまり寒くないですね。シアトルは寒いですから。とりあえずゆっくりしたい。昨年、温泉に行けなかったので今年は行きたい。ちょっと休んだら、少しずつ体を動かしていきます。
−−球宴出場、公式戦116勝とあった2年目を振り返って
佐々木 昨年と同じところで同じチームに負けた。僕も打たれたし。今後は反省し、何が足りなかったか考えて取り組みます。
−−イチロー選手とは終了後、何か話は
佐々木 よく不仲とか書かれましたけど、仲は良いですよ(笑い)。電話でも話しましたしね。
−−先月はニューヨークでテロの惨事もあった
佐々木 本当にビックリした。悲しい出来事だった。ニューヨークにも行ったが前と雰囲気が違った。人の数も減ってた。でもヤンキースタジアムは昨年よりすごい雰囲気だった。
−−日本に戻って、まず何が食べたいですか
佐々木 やっぱり牛どんかな。あとモナカもね。
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