横浜佐々木主浩投手(37)は22日、阪神4回戦(横浜)の試合前に牛島監督と話し合い、ファームでの再調整を申し出た。同監督はこれを受け入れ、ただちに出場選手登録の抹消手続きをとった。復帰の時期は未定で、佐々木は「納得のいく状態にして戻りたい」と話した。
前夜のヤクルト戦で1点のリードを守れず今季3度目の抑え失敗。試合後、牛島監督に再調整の希望を口にした。興奮状態にあるとして結論を持ち越したが、この日も気持ちは変わらず「今のままならチームにもファンにも迷惑をかける」とあらためて申し入れた。
佐々木はヤクルト戦が中止になった20日に主治医のもとを訪れ、疲労から腫れのみられた右ヒザと、昨秋に手術した右 ヒジに、痛み止めと強化のための注射を打った。主治医は「踏ん張りが効かず、ヒジに負担が掛かっている。しっかり治した方がいい」と治療を勧めたが、佐々 木は翌日のマウンドに上がり、サヨナラ負けを喫していた。
佐々木は「気持ちの問題ではない。自分でやれることをキッチリやって、まず体を治したい。焦ってもしょうがない」と 話した。牛島監督は「つくり直した方がいいとは思っていた。期間? どこからつくるか僕には分からない。介入できないところがある。もう1回頑張って、 やっぱり佐々木というものをみせてもらいたい」とした。現在、通算252セーブ。プロ野球記録にあと8と迫る復活マウンドは、佐々木本人に任された。ただ 自ら出すGOサインに、失敗は許されない。選手生命をかけたものになる。
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