今季限りで引退する横浜佐々木主浩投手(37)が、横浜スタジアムで涙の引退セレモニーを行った。試合後、別れ涙か小雨が降る中、「ピッチャー佐々木」の場内アナウンスでリリーフカーで登場。「ササキ」コールを受け、マウンド上であいさつした。
佐々木「98年のリーグ優勝、日本一、マリナーズではシーズン記録の116勝できたことが誇りです。たくさんのファ ンの声援、応援が支えてくれました。これからの人生、育ててくれたファン、球団、野球界に恩返ししていくことが夢、使命です。野球に対する情熱、勝利への 執念、後を託す後輩のエールを忘れず、ここで生涯・野球人であることを誓って引退のあいさつにします」。
球場は今季4度目の大入り。「大魔神、感動をありがとう」「幸せいっぱいもらったよ」の横断幕が掲げられた。今後は 評論家で再出発する意向。「日米交流もやりたい」と年内に自費で米マイナーリーグを視察する計画もある。言葉には出さないが将来的に指導者として優勝する 夢がある。
佐々木「思い残すことはないです。スッキリしている半面、少し寂しさもありますが、本当に幸せだったと思います。これからの人生が大変なので、しっかりやっていきます」。
閉門まで帰らない多くのファンのため、会見を中断し再びグラウンドに出た。ファンも佐々木も、最後まで別れを惜しんだ。
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