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12月25日
長嶋さん、マ軍佐々木を巨人へ熱烈勧誘

 巨人長嶋茂雄終身名誉監督がシアトル・マリナーズ佐々木主浩投手獲得の意向を持っていることが24日、明らかになった。ニッポン放送の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」で共演し「マリナーズの後はジャイアンツで」と発言した。過去も水面下で再三アタック。監督退任後も専務取締役として巨人に影響力を残しており、リップサービス以上の思惑が透けて見える。佐々木も将来的には日本球界への恩返しを考えているだけに、早ければ03年にも「巨人佐々木」実現の可能性が出てきた。

 まるで「公開交渉」だった。長嶋氏は東京・有楽町でこの日正午からスタートしたニッポン放送の24時間番組「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」にゲスト出演。スポーツ界から初めて同番組のパーソナリティーを担当する佐々木の激励も兼ねて、約1000人のファンが見守るステージに登場した。まず佐々木が冗談半分に「巨人入り」をにおわすと、即座に長嶋氏が切り返した。

 佐々木「長嶋監督はあこがれの人。僕も巨人に行きたかったのに、監督が先にユニホームを脱がれたんですね。」

 長嶋氏「佐々木さん、冒頭からその話ですか。まあ、マリナーズが終わったらジャイアンツでね。番組が終わったら、その話はゆっくりしましょう。」

 冗談で済ませられない「交渉過程」があった。長嶋氏が佐々木に巨人入りを直談判したのはこれが初めてではなかった。巨人監督時代の昨年12月。長嶋氏が選出された「20世紀ベストナイン」の受賞パーティーにメジャーの新人王を獲得した直後の佐々木も出席。同じテーブルに座り「来年(01年)巨人に来ないか」と誘ったのが最初だった。

 その後も数回対面するたび、口説き文句が続いた。長嶋氏にとって散々痛めつけられた「ハマの大魔神」こそ、のどから手が出る戦力だった。角、鹿取以来、巨人に年間を通して安定した成績を残すストッパー不在が続いている。

 今年9月に監督の座を退いた時も「来季は投手陣さえ整備できれば十分」と話したが、最も不安なストッパーはいまだ不透明。勇退後も終身名誉監督としてチーム編成に影響を残すだけに、佐々木のメジャーでの成功も頼もしく映る。「魔神はすごい。去年が37セーブで、今年も45。4月には月間セーブ記録でしょ。肌の色つやもいい。来年もやりますよ」と、活躍を示すデータもコンディションも、脳裏に刻み込まれているほどだ。

 ラブコールを送り続けられている佐々木が、ワールドシリーズ制覇を第1目標に掲げることに変わりはない。しかし、もうひとつ「夢」がある。メジャーで頂点に立ち、そこで得た財産を日本球界に還元することだ。「自分や野茂(ドジャース)が米国で学んだことを日本に伝えることができればレベルアップにつながるはず。いつか恩返ししたい」。昨今のプロ野球人気の低迷も心配しており、長嶋氏と共鳴する部分もある。

 来季が3年契約の最終年となる。今季シーズン途中にパット・ギリックGMから、04年までの2年契約延長を打診された。が、まだ結論を出さず、態度を保留している。今年はプレーオフで敗退したが、世界一が手の届く位置にあることは証明された。佐々木の夢は来季にもかなう。「先を見て行うのがチーム補強です」という長嶋氏のラブコールは、そこまで計算されているのかもしれない。

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