佐々木主浩投手が２９日、大リーグ球団との交渉を目前に控えた松井にエールを送った。佐々木はこの日、都内で行われたパーティーに出席。同じ招待客の松井とは閉会間際に顔を合わせ「またアメリカで会おう」と短い会話で終わったが、メジャーリーガーの先輩としてアドバイスを送った。

　一両日中にも決まりそうな松井の代理人問題。まず佐々木が注目するのも、契約やシーズン中以外でも頼れる代理人の存在だ。

　佐々木「とにかく早く代理人を決めて具体的な交渉を始めた方がいい。自分の気持ちも落ち着かないだろうし、それが第一だね。代理人は車の手配までやってくれるから。」

　もちろん松井も代理人交渉を含めメジャー行きの準備は始めている。その点のアドバイスは…。

　佐々木「早めに現地に入って、住宅問題も含めて環境整備をすること。自分も移籍球団を決める前に、候補地で住む場所を決めた。これも代理人のアドバイスでやったんですが、マリナーズに決まったときには住む家も決まっていた。何より大切なことだから。」

　言葉、環境問題…。プレー以前に現地の文化に溶け込むのも大事なこと。ただ佐々木は自らの体験からまずは「体で覚える」重要性を説いた。

　佐々木「言葉よりまず、自分の体からチームに溶け込む−、そんな気持ちでやっていくのが一番です。」

　頭でアレコレ考えるより先に、自分の素顔をさらけ出して溶け込む。松井には貴重なアドバイスになったはずだ。

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