<マリナーズ5−4フィリーズ>
佐々木主浩投手が、一打サヨナラのピンチをしのぎ10セーブ目を挙げた。フィリーズ戦の9回表にキャメロンが7号3ランを放ち、5−4と逆転。その裏に佐々木が登板し、中前打と二塁打、四球で1死満塁とした。昨季52本塁打の主砲トーミに対し速球とフォークを低めに連投。空振り三振に仕留め、続く4番アブレイユも中飛に抑えた。敵地の2万1145人の観衆が絶叫する中で1点差の勝利を導き、マ軍は9連勝、40勝一番のりを果たした。
「(最初の2安打は)力んでいた。今まで続けてきた、楽に投げていくこと、キレで投げていくことを考えた」。さすがの大魔神も、9回表の逆転劇は、球を上ずらせるほどに刺激的だった。腰痛による故障者リストから先月8日に復帰後、負け試合での調整を除けば、すべて3点差以上での登板。精神的負担が重い1点差での登板は、4月以来なかった。「フォークが高めに抜けないように注意して投げた。ちゃんと落ちれば、フライも上がるし、ゴロにもなる」。宝刀フォークがある限り、守護神の座は揺るがない。
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