横浜佐々木主浩投手(36)が、自己最長距離となる100メートルの遠投を行った。この日はボールの回転とフォームを確認しながら65球。10メートルごとに立つ柱を数えながら距離を伸ばし、片平ブルペン捕手が見る見る遠ざかった。今キャンプ最長の70メートルを楽に突破。26球目に高校以来となる90メートルに到達し、28球目にはついに“最長不倒”に達した。佐々木は「暖かくてカゼも治ったから。それにしても、よく届いたね」と話した。
右ひじ完調の証しだった。牛島監督は現役時代、遠投70メートルが最高だったという。「自分は遠くに投げるのはいやだった。村田(兆治)さんの隣りで投げるのは恥ずかしかったな」。普段の投球と遠投では、リリースポイントや腕を振る角度が違うため、肩やひじに不安があると思い切り投げられないと解説。「遠投は調子を測るバロメーター。状態がいい証拠だね」と笑顔を見せた。
課題にしていた投球時のひじの高さも十分で、佐々木は「準備はできた。天候と相談して、第2クールには入るつもりです」。早ければ今日6日にも、ブルペン入りする。
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