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6月27日
横浜佐々木「原点に戻る時」再編に待った

 オレたちの声も聞いてくれ−。オリックス、近鉄の合併が正式決定しない段階で急加速する球界再編問題に対し横浜の現場から「ちょっと待った」の声がかかった。前日、峰岸球団社長が発した「合併示唆発言」を受け、現場は経営者側の意見だけが表面化していることを指摘。日本球界復帰後、いきなり球界再編問題に直面した佐々木主浩投手(36)は「個人的な意見」と、前置きした上で「経営者の立場も分かる。だが、プロ野球っていうのは誰のためにあるのか。その原点に立ち返らなければいけないと思う」と力説。プロ野球そのものの存在意義を訴えた。

 経営者が着眼する観客動員や視聴率は、球場やテレビの前で、一喜一憂するファンがいてこそ上がる。だが13日の両球団の合併合意発表以後、ファンや選手側の意見は、まったく公に出ていない。さらにわずか2週間で1リーグ制、チーム数削減という流れに傾いている。そんな風潮を危ぐした佐々木は「子どものころにどういう気持ちでプロ野球を見てきたのか。1リーグ、合併うんぬんより、まずそこを考えないと」と経営者にもファンの気持ちに戻って考えて欲しいと訴えた。

 地域に密着し、コアなファンも多い横浜だが、仮に吸収合併された場合、横浜以外の地域に駆けつけ、プロ野球に興味を注ぎ続けるだろうか。山下監督も「今の1リーグ制の議論は、経営者側の問題しか出てこない。ファンとか選手の意見がなく寂しい。野球人気の底辺縮小につながる」と野球人気低下を危ぐした。

 選手会長の鈴木尚は「突然聞いて、エッという感じ。個人的にはやっぱり横浜ベイスターズでやりたい」。選手側の本音で、ナインの気持ちも同様だろう。机上の数字合わせだけで、果たしてファンや選手がついてくるのか。いま一度、根本から問題の本質を再考する必要がありそうだ。

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