<オールスター第2戦:全パ2−1全セ>◇11日◇長野
8回、横浜佐々木主浩投手(36)がマウンドに上がった。打者は日本ハム新庄。理由の違いこそあれ大リーグから日本球界に復帰した2人の元大リーガーの対決にスタンドは大いに盛り上がった。
いきなり武器のフォークボールでストライクを取ると、2球目もフォーク。新庄は貫録に押されたように当てただけのバッティングで右飛に倒れた。「フォーク、フォークでいって最後は真っすぐと思っていたのに、当てにくるんだから」と苦笑いした。
5年ぶり8度目となる日本の球宴マウンドは谷に安打を浴びたが1回を2奪三振で無失点。佐々木は「ヒットを打たれたのは悔しいけど、すごく楽しんでできた。ファンがいっぱい入ってくれてよかった」と満足そうに振り返った。
打者との勝負に専念するため一塁走者の谷に向かって盗塁をしないよう、くぎをさす場面も。「若いときはできなかったことだからね」。最後まで貫録たっぷりの笑顔は変わらなかった。
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