<マリナーズ6−3レッドソックス>
3点のリード以上に、体調の良さが、余裕を生んでいた。9回裏。3番ガルシアパーラからのレ軍打線が相手でも、佐々木は自信にあふれていた。「ブルペンから良かったし、先頭打者だけを出さないように気を付けました」。そのガルシアパーラをカーブで中飛に打ち取ると、続くドーバックは鋭く落ちるフォークで空振り三振。3つのアウトを取るのに要したのは、わずか8球だけだった。
気持ちは前に向かっていた。5月に入ってから登板間隔が空きがちだったことで、調整リズムのズレを感じていた。そこで、15日の試合後には、ピネラ監督に「もっと投げたい」と伝えた。ブルペンより実戦での感覚を重視。セーブ機会でなくても、投げる準備はできていた。
今季は16試合に登板し、全試合で三振(計24)を記録。奪三振率12・96とメジャー3年目で最高のペースを維持している。自責点も、いまだに0。「数字よりもチームの勝ちです」。マ軍を支える右腕は、涼しい表情で言った。
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