<マリナーズ13−6ブルージェイズ>
地元ファンの温かい声援にジーンとした。7点リードの8回表。マリナーズ佐々木主浩投手が6月5日以来となる復帰マウンドに向かう。本来のしびれる場面でなくても、本拠地のスタンドは総立ちの拍手で出迎えた。「歓声を聞いてちょっとナーバスになってしまいました。あそこまでやってくれると思わなかったので、感激しましたね」。約2カ月ぶりとなるメジャーのマウンド。勝敗に関係なくても、うれしさは込み上げてきた。
長い2カ月だった。自宅で転倒して右脇腹を強打したことが直接の原因。ただ、その直後に医師の診断を受けた上で、ブルペンで投球練習をした際、さらに痛みが増した。ろっ骨の亀裂骨折と筋挫傷。佐々木の予想以上に、回復は遅れた。実戦段階に入っても、マイナーでの登板結果をめぐって首脳陣の見解は分かれた。当初は7月下旬の復帰予定が、2週間ほどズレ込んだ。それでも、佐々木は「ゆっくりやらせてもらいましたから」と言った。
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