大魔神が横浜スタジアムのマウンドで日本での復帰を果たす。横浜佐々木主浩投手は11日、横須賀総合練習場の室内でシート打撃に初登板。佐々木は「オープン戦?14日じゃないですか」と、順調に行けば14日の日本ハム戦(横浜)で横浜復帰後、初の実戦マウンドに上がることを明かした。
シート打撃での投球フォームには力がみなぎっていた。先頭の西崎に対し、ファウル2球の後「バキッ」と乾いた音が室内練習場に響き渡った。内角をえぐる直球でバットを真っ二つに折った。西崎が「シンに当たったと思うんですけど」と首をかしげて引き揚げるほど球には威力があった。打者9人に対して36球を投げ、安打は七野に一、二塁間を破られた1本のみ。三振は3つ奪った。佐々木自身はこの日の内容に「調子?普通です。まだ高めにいっちゃうし」とそっけなかったが、小谷投手チーフコーチは「打者が入ると力を入れて投げていた。順調」と調子は上がってきている。
3日の発熱、4日に起こした右足甲痛で予定より2日遅いオープン戦登板となるが「右足?もうなんともない。大丈夫」と万全をアピール。この日もランニングで右太もも裏に軽い張りを訴えたが、江川トレーナーは「明日見ないとはっきり分からないが、今日の感じであれば大したことはない」とこちらも軽症を強調した。日本ハム戦では2番手として登板予定のため、同じくメジャーから復帰した新庄と対戦する可能性もある。だが、佐々木にとってはあくまで調整の一環。「開幕に向けていい調整ができればいいですね」と先を見据えた。
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