「背水イヤー」の横浜佐々木主浩投手(36)が25日、自主トレ先のサイパンから帰国した。13日から沖縄・名護市で本格始動したが、沖縄地区の気温が予想以上に低く、肩をつくる目的でサイパンに移動。遠投、ピッチングをたっぷりとこなして「体調は万全に近い状態。肩やヒジは仕上がってます」と強調した。
ハワイから沖縄、そして沖縄からサイパンへ。長距離移動をこなしてまでも、体づくりをする環境にこだわった。極秘でサイパンに入り、2月1日のキャンプインへ向けて、独自のメニューで総仕上げを行ってきた。佐々木は「キャンプでは天候にもよるが、第2クールにはブルペンに入れる状態にはなった。例年になく調整は早いよ」と笑顔を見せた。
牛島新監督から調整を一任され、「信頼を裏切りたくないから」とハイペース調整を敢行した。第2クールには若林新オーナーが視察する予定で、復活した姿で「御前投球」を披露するつもりだ。佐々木は「このまま終わったら、ファンの方をガッカリさせる。ファン、横浜のため、日本一になるつもりで、自主トレからやってます」。マリナーズ時代、「世界のクローザー」と称された男。背水の陣を持ち前の底力で復活への階段を駆け上がる。
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