シアトル・マリナーズの佐々木主浩投手が12日、沖縄・名護市の「カヌチャベイホテル」で来季へ向けて始動した。シーズン中にはナイキ社の米中枢同時テロ事件義援CMにマグワイア(カージナルス)グリフィーJr.(レッズ)A・ロドリゲス(レンジャーズ)らとボランティア出演したが、この日は同ホテルの「アフガニスタン難民救済、ニューヨーク・テロ災害救済」の募金活動に参加。「大魔神基金」として1万ドル(約120万円)を寄付した。
「来年の目標はワールドチャンピオンになることです。2年連続でヤンキースに負けて悔しい思いをしたので、昨年以上に体を鍛えます」。午前中から自らプロデュースしたジムで約2時間の筋力トレを行った。
来季で3年目を迎えるが、グラウンドを離れた部分でも自覚が出てきた。自主トレを行う同ホテルのチャリティー活動に賛同。白石耶枝社長に1万ドルを寄付した。佐々木は「今は平和な世界が戻ることを祈るだけですね。あのテロ事件には胸を痛めた。少しでもお役に立てれば、の気持ちだけです」。
また今回の沖縄自主トレの目的には、同地の「観光大使」の役割もある。横浜時代には宜野湾でキャンプを張り、メジャーへ移籍しても2年連続の自主トレとゆかりがある。その沖縄の観光産業がテロ事件の影響で大打撃を受け、関係者の話では「観光客が前年比の40%ダウン。沖縄全体の失業率も増えてます」と深刻な状況だ。佐々木は「沖縄は安全です。沖縄全体が苦しんでいるので、足を運んでください」とアピールしていた。
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