佐々木主浩投手が故郷仙台に新球場建設を訴えた。30日、帰省した佐々木は同市内で行われた警察庁主催の「銃器犯罪根絶の集い」のトークショーに特別出演。話題はFA権を行使した横浜斎藤やヤクルトからドラフト1巡目指名された高井ら、母校東北の後輩選手のことに及び「進路は自分で思う通りに悔いなく決めて欲しい」とアドバイスを送った。
すると、以前から抱いていた故郷への思いが口をついた。ガンやピストルの追放キャンペーンの席上だったが、故郷の野球少年のためにマシンガントークがさく裂。「プロ球界には宮城県出身選手は多い(佐々木を含め15人)。東北も仙台育英も東北福祉大も全国的な強豪。なのに野球場が古くちゃねえ…。サッカー場ばっかり造って、新しい野球場がいいよなあ。知事には前から言っているんですけどね」。
この時点では退席していたが、浅野知事が冒頭であいさつに立ったのを意識したコメントだった。かつてはロッテが本拠地にした宮城県営球場だが、老朽化が進み、年に数試合訪れるプロ選手からの悪評は地元の英雄・佐々木のもとに届いている。ましてや岡山・マスカット球場や愛媛・坊っちゃんスタジアムなどで球宴が行われたように新装球場で町おこしする自治体も多い。「今のままじゃ肩身が狭い。できたころに引退してるかも…。大至急お願いします」。これには会場に集まった地元野球部員も拍手喝さい。狙い撃ちされた宮城県政の反応やいかに…。
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