佐々木主浩投手が12日、東京・渋谷のNHKで、大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」(03年1月5日スタート、日曜午後8時)の収録に参加した。佐々木小次郎に仕官を勧める戦国武将・大野治房役。小次郎役のTOKIO松岡昌宏に誘われて、俳優に初挑戦した。「小学校の学芸会以来の芝居です」と、しきりに照れていた。
佐々木は、グレーの着物に茶色のはかま、ひげとまげをつけた姿でNHKのスタジオに登場した。腰には刀を差している。開口一番「何か偉くなった気分。こんな格好は結婚式以来だ」と照れ笑いした。
佐々木が演じるのは、豊臣秀頼の家臣、大野治房役で、「おぬしの腕にほれたんだが、仕官しないか」と佐々木小次郎に仕官を勧める。小次郎役の松岡が2カ月前、時代劇に興味がある佐々木を誘って出演が実現した。2人は8年前に歌番組で共演して以来の付き合いという。
収録前の佐々木は「小学校の学芸会で木の役を演じて以来の芝居です。どうしようかと迷ったが、野球と違った緊張感が味わえていいと思った。ちょっとわくわくする」と意欲的。「せりふも必死に覚えました。そんなに長くないが楽しみにしてください」とコメントした。映画「魔界転生」など時代劇のビデオなどを見てせりふや言い回しの勉強をしたという。
松岡も「佐々木さんは武将姿がすごく似合ってかっこいい。精神状態は野球でいうとカウント2ストライク3ボールという感じだと思う。ストレートで勝負してほしい」とエールを送った。
佐々木の出演は2シーンで約2分半。出演は今回限りだが、NHKでは「うまい、下手より存在感だけですごい雰囲気」と話した。来年2月16日の第7回で放送される。
この情報はnikkansports.comの協力でお送りしています
|