巨人清原は５日、桑田、横浜佐々木ら昭和４２年度生まれのプロ野球同期生で「４２年会」（仮称）を結成、大阪ドームで野球教室を開催した。現役選手、コーチ、ＯＢの４２人が集結。地元少年野球の子供７６０人を招待し実技指導やチャリティー活動を行うなど「伝道師」として球界の底辺拡大に貢献した。

　ＫＫコンビ、大魔神を代表格に、広島佐々岡、日本ハム田中幸、巨人へ移籍する西山と現役６選手がいる「黄金世代」が一致団結。野球教室では各選手が役割分担し、子供とプロ選手の対決など約５時間、子供たちと触れ合った。会長に就任した清原は「大阪のチビッ子のパワーをもらった。我々もこんな時代があったんやなと思った。子供のころのやんちゃさ（元気）を出してやりたい。来季は子供に夢を与えるプレーをする」と原点回帰していた。

　高校時代の甲子園出場経験者は甲子園の土を持ち寄り、小瓶に入れ子供全員にプレゼント。清原は「この中から甲子園に出てプロになった時、この野球教室を覚えてくれてたら最高やな」。桑田も「つらい時や苦しい時に、土を見て頑張って欲しい。念願かなって甲子園に出たら、この土を戻して欲しい」と将来、プロ野球選手が誕生することを期待していた。

写真＝野球教室のチャリティーオークションでバットを持ち笑顔を見せる佐々木（右）と清原

この情報はnikkansports.comの協力でお送りしています