<オリオールズ4x−3マリナーズ>
マリナーズ佐々木主浩が今季初黒星を喫した。オリオールズ戦で、1点リードの9回裏に登板。自身の失策などで無死満塁のピンチを招き、最後は一塁線へ逆転サヨナラ安打を浴びて敗戦投手となった。今季21試合目の登板で初の自責点(1)を記録し、チームも2試合連続サヨナラ負けとなった。
この日は完全にツキに見放されていた。無死満塁のピンチ。佐々木は三振ではなく併殺を狙って意識的にやや高めにフォークボールを投じた。しかし、オ軍ギボンズの打球は一塁手のグラブの横を抜け、同点、サヨナラの走者が生還した。「調子はまあまあだったけど、ツキがなかった。ゴロを打たせるところまでは狙い通りだったけど」。チーム54試合目にしてついに初自責点、初黒星を喫した佐々木は淡々と最後の1球を振り返った。
今季防御率0・00と完ぺきな火消し役を演じてきた佐々木を投入しながら敗れたマ軍ピネラ監督はショックから試合後の会見を拒否。しかし佐々木は悔しさをぐっとこらえた。「今日はやられたけど明日機会があったらきっちりお返ししたい」。今季初めて味わった屈辱は次回登板で晴らすつもりだ。
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