松井と「直接」対決するマ軍投手陣に、大魔神・佐々木が松井料理法を伝授することになった。ヤンキースとの今季初対戦を前に、マ軍メルビン監督は「うちには対戦経験がある佐々木がいるので、その情報を最大限に活用する。抑えるための配球やコツがあるだろうから、佐々木から投手陣にいろいろアドバイスしてもらう」と明言。その佐々木は「試合前のミーティングで話します」と話した。横浜時代に松井を25打数2安打10三振とほぼ完ぺきに抑えていた佐々木の「講習会」でゴジラ封じにかかる。
メルビン監督は「イチローと松井。別にお互いが投げる球を打つわけじゃないけど、この対決は興味深いね。報道陣も多くプレーオフのような雰囲気になるだろうね」と2人の初対戦を楽しみにしている。もちろん「日本で佐々木が松井を抑えていたことは知っているよ。それを使わない手はないからね」と松井を丸裸にするつもりだ。腰痛で故障者リスト入りしている佐々木をニューヨークの遠征に帯同させたのは、松井を封じるためだった。
佐々木は横浜時代、内角への直球で上体を起こし、外角のフォークボールで松井を料理してきた。「内角に速く、外角に緩く」という組み立てが基本になりそう。対戦のない最近3年間の松井の、外角変化球への対処術も承知した上で「外角のボールを流し打ちさせない配球もある」。投手陣に、みっちりとたたき込むつもり。佐々木の「分身」マ軍投手陣と、松井の対決から目が離せない。
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