<ツインズ3−2マリナーズ>
マリナーズが大ピンチに陥った。ツインズ戦で、終盤に1点差に詰め寄ったものの、反撃もそこまで。首位アスレチックスとの差は7ゲームに広がり、今後の直接対決6試合を含む残り24試合に全勝しても、ア軍がマ軍戦以外で全勝すれば勝率で届かなくなった。さらにワイルドカードのライバル、エンゼルスは6連勝。その差は今季最大の3・5ゲームまで広がってしまった。
さらに、悪いことが重なった。この日、不振のチームにあって抜群の安定感を誇っていた佐々木の姿が、ブルペンになかった。2日のツインズ戦後、右ひじの腫れが引かず、この日、レントゲン検査と治療を行い、クラブハウスで静養につとめていた。右ひじは3年前の夏に手術をした場所。「手術前と違って、ロックするような感じはないんですけどね」と深刻な状況ではない。だが今回の症状は手術後初めてだけに、表情は曇った。「あとちょっとだから頑張って…。腫れることはよくあることですけど、こんな時にならなくてもいいんですけどね」とプレーオフ進出の正念場で1試合ずつが大事なだけに、悔しさをあらわにした。
ストーリー・チームドクターは「ひじに張りがあり、いつものようには腕が振れない状況。それほど深刻ではない。2、3日で復帰できるとは思う」と語った。ピネラ監督は「これからの試合はすべて大切になってくる。佐々木は金曜日(6日)には戻ってきてくれると信じている」と早期回復を願った。ただ打つ方でもマクレモアが右ひじ痛で10〜12日間の離脱が決定。マイナス材料ばかりが出る1日となった。
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