<マリナーズ7−4アスレチックス>
また一段と、マウンド上で大きく見えた。9回裏。4番手ネルソンが、無死からソロ本塁打を許したところで、ブルペンの佐々木の気持ちは高ぶっていた。1死後、走者を1人出したところが、佐々木の出番だった。
昨年、サヨナラ弾を喫したことのあるチャベスに対し、直球で空振り三振。「球も速かったし、キレはあったし、フォークもよく落ちてましたね。これまでで一番の出来でした。何も言うことはありません」。最後のテハダに対しても、カウント2−2からフォークで空振り三振。球場の球速表示で最速は153キロをマーク。珍しく自画自賛するほど、完ぺきな投球内容だった。
これで4セーブ目をマークし、計8試合7回2/3を自責点0、12三振と抜群の安定感だ。「もちろん、この状態がずっと続くとは思ってませんが、みんないい感じだし、これで気持ち良くシアトルへ戻れます」。サラリと言った佐々木の言葉には、余裕と自信がにじんでいた。
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