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4月29日
佐々木、ヤンキースにリベンジ!

<マリナーズ1−0ヤンキース>

 マリナーズ佐々木主浩投手が宿敵にリベンジを果たし、今季7セーブ目を挙げた。ヤンキース戦で1−0で迎えた9回表に登板。メジャー屈指の強打者がそろうクリーンアップ相手に伝家の宝刀フォークボールで立ち向かい、1回を1安打無失点に抑えた。昨年のア・リーグ優勝決定戦でサヨナラ本塁打を浴びたヤ軍相手に好投し、左ひざ故障でイチロー欠場のチームを救った。

 ガッツポーズより先に安どのため息が出た。佐々木は、最後の打者ホワイトを外角低めのフォークボールで空振り三振に仕留めると、天を仰ぎ大きく息を吐いた。「1−0の試合はやっぱりきついですね」。史上最多4万6047人が詰め掛けたセーフコフィールドの大歓声で我に返った佐々木は、小さく右こぶしを握り締め、ナインと喜びを分かち合った。

 頭の中は驚くほどに冷静だった。1点もやれない状況で、佐々木の前にはジーター、ジオンビーといった大リーグ屈指の強打者が待ち構えていた。ジーターに右前打され2死一塁。ここで、佐々木はヤ軍のチーム最多7本塁打をマークしている5番ベンチュラとの勝負を避け、6番ホワイトとの対戦を選択した。

 「ベンチュラは1発があるし、次のホワイトの方が打ち取れる確率が高いと思ったんだ」。くさいコースを攻めてベンチュラに四球を与えて一、二塁。ベンチは慌てたが、佐々木にとっては予定通り。ホワイトには、めったに投げないカーブも交えて追い込み、最後はきっちりとフォークボールで料理した。今季11試合で自責点0(失点は1)も継続した。

 半年前の悪夢を振りはらった。ヤ軍と戦った昨年のリーグ優勝決定戦第4戦。ソリアーノにサヨナラ2点本塁打を浴び、夢のワールドシリーズ出場はあと1歩のところで逃げていった。佐々木自身はリーグ2位の45セーブを挙げるなど充実した1年だったものの「いいことは覚えていない。悔しさだけです」。寝ても覚めても痛恨の1球が頭から離れなかったが、この時以来のヤ軍戦で借りを返した。

 イチローが左ひざ負傷で欠場したものの、マ軍はわずか1安打でとらの子の1点を挙げて連敗を2で止めた。「これだけ競った試合を1安打で勝つんだから、うちは本当に力のあるチームだと思いましたよ」。イチローがいなくても1点あれば大丈夫。常勝マリナーズには「DAIMAJIN」佐々木がいる。

 ◆佐々木とヤンキース:公式戦では00年、01年と4試合ずつ登板し、過去2年間の通算成績は1敗6S、防御率6・23。リーグ優勝決定戦では00年に2試合1S、自責点ゼロに抑えたが、昨年は第4戦で1―1の同点から登板した9回裏、ソリアーノに痛恨のサヨナラ2ランを浴びて敗戦投手。ヤンキースに3勝1敗と王手をかけられた。

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