<マリナーズ5−3レンジャーズ>
2点リードの9回表、3つのアウトを取るためだけに、佐々木主浩投手は細心の注意を払って投げ続けた。「下位打線とはいえ、1発はある。上位につなげないようにしよう」。7番以下とはいえ、走者を許せばレ軍の誇る上位打線につながるだけに、スキを見せるわけにはいかなかった。
「真っすぐは走ってなかったし、そんなに良くなかったんですけどね」。が、新人王候補のブラロックをフォークで空振り三振に。相手が、あまりの悔しさにバットをたたきつけるほどの鋭い落差だった。「あそこに落ちてくれれば。イメージ通りでした」。今季9試合、通算8回2/3を投げていまだに無失点で13三振。5セーブ目の数字以上に、安定した投球は、頼もしい限りだった。
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