横浜が前マリナーズの佐々木主浩投手に電光石火の条件提示を行った。1月31日の正午すぎ、横浜市内の球団事務所にコミッショナー事務局から佐々木の身分照会の返答があった。沖縄・宜野湾キャンプに帯同した峰岸進球団社長は「すでに(佐々木側と)接触しました。だいたいこんなところを考えているがどうですか、とある程度の条件まで話した」と佐々木の関係者を通じ、条件提示したことを明かした。
この日に沖縄入りする予定だった高木チーム運営部長が横浜に残り、交渉の窓口になったもようだ。条件面は2年総額13億円近い金額を提示するとみられているが「いくつかのパターンを用意している」と単年契約の場合や、出来高制をつけたケースなど、複数の条件を提示。さらに年俸以外の待遇についても「ロイヤルティー(肖像権)とか、背番号とかあります」と佐々木がこだわりを持っている背番号「22」も空けて待つことを示唆した。
直接本人との交渉については「社長が行くなり、オーナーが行くのが誠意なら行きますよ。土日の交渉? それも関係ないと思います」。4日まで沖縄に滞在予定だったが、予定変更も辞さない構えだ。「どこのチームに(佐々木が)行くにしても、なるべく早くしたほうが、シーズンに備えられる」と慎重な言い回しだったが、一刻も早い「ハマの大魔神」復帰を願っていた。
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