<レッドソックス3−6マリナーズ>
完ぺきな投球内容で、マリナーズ佐々木が昨季と同じ37セーブ目を挙げた。延長11回裏、3点を勝ち越した直後に登場し、打者3人を無安打2三振。残り43試合の段階で、早くも昨年と同じマ軍のチーム最多セーブ記録に並ぶとともに、これで日本人投手通算100セーブとなった。
気迫十分の内容は、レ軍野茂の投球姿勢に刺激を受けた結果だった。「いい投球をしていたし、見ていてすごくいい勉強になりました」。ボールが先行した場面でも、果敢にフォークを投げる野茂の配球パターンに自分の姿を重ねた。同じように直球とフォークを生命線にするタイプとして、野茂の踏ん張りは何よりの刺激だった。
今後は、セーブを挙げるたびにチームのセーブ記録を更新する。「そういう数字は気になりません。ただ、投げる試合はキッチリと抑えたいですね」。2試合連続セーブ失敗から、今度は2試合連続セーブ。心身ともに立ち直った佐々木は、気を緩めることなく、最後まで言葉を選んでいた。
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