＜マリナーズ５−２ヤンキース＞

　マリナーズの佐々木主浩投手が、３１セーブ目をメジャー通算２００個目の三振で飾った。ヤンキース戦の９回に登場。１死後、２者連続三振で節目の数字にのせた。最後は、１３４キロのボールになるフォークが、ホワイトのスイングを誘った。

　過去２シーズンの奪三振率（１試合換算）は９・７４個だったが、今季は１１・０２個に上がった。三振が奪えているのは「自分でも感じている」と言う。９９年夏の右ひじ手術から３年、ようやく全盛期の握力が戻ってきた。フォークもスピードと落差が増し、確実に空振りを取れるようになった。

　三振はクローザーにとって、どんなピンチでも切り抜けられる大きな武器だ。今季の量産で、３年目で２００個に到達した佐々木は「いい区切り。うれしいですね。積み上げたなあって感じがします」。ウイニングボールに「３１Ｓ、２００Ｋ」と２つの数字を書き込み、そっとしまった。

◆奪三振率はメジャー２位　奪三振率通算２００奪三振を達成したマリナーズの佐々木は、今季４９回を投げて６０奪三振。奪三振率は１１．０２で、３０球団クローザーではガニエ（ドジャース）の１２．２１に次いで２位。昨年の８．３７（６６回２／３、６２三振）から大きく向上した。００年以降、３シーズンで１００Ｓ以上をマークしているのは７人しかいないが、通算１１３Ｓで３位タイの佐々木の奪三振率は、ベニテス（メッツ）ネン（ジャイアンツ）に続き３位。

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