佐々木は心の底からホッとした。「選手会としてもオーナー側としても最後はやはりファンの思いを感じたのではないでしょうか。いろんな心配もありましたが、プレーオフ目指して今日からまた、気持ち新たに試合に集中していきたい」。ミネソタから空路シアトルの自宅に戻り、じりじりするような時間を過ごし、「朗報」が届けられた。
29日のツインズ戦を最後の試合にするわけにはいかなかった。9回、3人でピシャリと抑え、チームの連敗を2で止めた。「肩が軽かったので低めに投げることだけを考えてました」。7日ぶりの登板機会という不安材料をものともしなかった。7日のブルージェイズ戦の10回1死から右前打を打たれてから安打も四球も許していない。シーズンは続くもの、と気持ちを切らさずにいた結果だった。
プレーオフ進出を目指すチームにはホッとひと息。4ゲーム差の地区首位アスレチックス、0・5ゲーム差のワイルドカード首位エンゼルスと、しのぎを削る機会は残された。マリナーズの逆襲はこれからだ。
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