右肩痛でスロー調整を続けてきたマリナーズ佐々木主浩投手が、開幕へ向けてピッチを上げた。15日のジャイアンツ戦で右肩裏の筋肉を伸ばし、実戦投球を回避していたが、この日ブルペンでフォーク、カーブを交えた35球の本格的な投球ができたことで、今日26日にマイナーの試合に登板することになった。「フォークはまだちょっと怖いですが、直球であれだけ(腕が)振れれば大丈夫でしょう。先が見えてきたのでホッとしています」。
佐々木の動向は、米国メディアも注目していた。この日の全国紙に「開幕不安」との記事が掲載され、マ軍のクラブハウスでは、4月2日(アスレチックス戦)に迫った開幕後もキャンプ地のアリゾナに残留して調整を続けるウワサが出ていた。もっとも、見守ったプライス投手コーチも「開幕に間に合わないなんて、1度も疑いを持ったことはない」と話すなど、故障後の調整も予定通りだった。
確かに、開幕まで残り1週間を切っており、万全とは言えない。ただ、そこは日米通算プロ14年目のベテラン。「開幕に間に合わすことが一番。まあ、シーズンに入れば気持ちで乗り切れますから」。周囲の不安な声をよそに、佐々木自身が一番落ち着いていた。
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