今季限りで引退する意向を固めていた横浜佐々木主浩投手(36)が12日、都内のTBS本社で砂原幸雄オーナー(67)と去就についての話し合いを行い、今日13日に出場選手登録を抹消されるが、早ければ24日の阪神戦(大阪ドーム)にもチームに再合流することになった。
砂原オーナーは横浜市の自宅前で佐々木との会談について「結果はもう1回やる、とうことです」と、一部で伝えられているシーズン途中での引退は否定した。さらに気持ちが揺れる佐々木に対して「(3試合連続救援失敗に)本人だってショックだっただろうし、ファンだってショックだっただろうから。でも1つや2つでめげるな。めげてほしくない」と激励。登録抹消期間を再調整、精神面での冷却期間にすることになった。
砂原オーナーの説得を受けた佐々木は「心配かけたけど、やります」と今季の現役続行を強調した。ただ2年契約の最終年となる来季の現役続行については、砂原オーナーは「それは選手がどういう次元でやるかやらないか、自分で決めるものだ」と明言を避けたが、「クレメンス(ヤンキース)だって40歳まで投げているし、ジョンソン(ダイヤモンドバックス)、工藤(巨人)だって投げている」と来季のプレー続行を希望した。
佐々木は来週16日から横須賀グラウンドで練習を再開する予定で、この日ホームページで「心身ともにリフレッシュして、ファンの方の応援を力に変えたいです」とコメントした。あと1つで290セーブポイント(SP)となり、ホワイトソックス高津と並ぶ日本記録(289SP)を更新する。再びマウンドに立つ大魔神のシーズン終了後の動向が注目される。
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