<マリナーズ1−2ヤンキース>
悔しさが込み上げる。1ー0で迎えた9回表。マリナーズは当然のように佐々木をマウンドに送った。先頭ブローシャスを遊ゴロに打ち取るが、続くソリアーノに左前打を許す。ノブロックの打席でボークの判定を受け、2番ジーターに中前打を浴びた。12試合ぶり失点で、同点。4月13日エンゼルス戦でサヨナラ弾を浴びて以来の失敗となった。
延長10回表、ウィリアムズの二塁打でピンチを招き、ポサダの二ゴロで決勝点を奪われた。中5日での登板。長い間隔だったが抑えを任される佐々木に言い訳はない。降板後、白星を消した先発モイヤーへ謝罪に向かった。だがモイヤーは「気にすることじゃない」と笑顔で佐々木の肩をたたいた。
逆転負けにも観客から拍手が起こった。だれもがここまでの佐々木の力投を分かっている。それでも佐々木は「ファンの拍手が胸に痛い。次こそは……」と唇をかんだ。
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