シアトル・マリナーズの佐々木主浩投手が、キャンプ地で34歳の誕生日を迎えた。順調な仕上がりを見せていることもあり、ゲンを担いでフォークボールを初投げ。オープン戦登板へ向けて、早くも準備を整えた。
気温30度。今キャンプ最高の気候が、暑さ好きの佐々木のエンジンを全開にした。「よく腕が振れてきたし、ちょうどいいころだと思ったんでね」。自主トレからキャンプイン後も、これまでは直球とカーブだけで肩をつくってきた。フォーク6球を投げたのは、ひとつステップを上げた証拠。「いつも、誕生日の状態で仕上がり具合が分かるんです」。横浜時代も、フリー打撃初登板日にするなど、佐々木にとっての誕生日は、キャンプ中のひとつの「目安」でもあった。
今後は3勤1休の投球ペースを予定。主力とあって地元ピオリアで行われる2月28日のチャリティー試合、または3月1日のオープン戦初戦に登板する可能性も高い。「いけと言われれば、いつでも大丈夫だと思いますよ」。34歳のベテランは、特注のチョコレートケーキをほお張りながら、若手のような意気込みを口にした。
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