マリナーズの日本人3人衆が、3月2日(同3月3日)のオープン戦・パドレス戦で初めて「そろい踏み」することが決まった。イチローがスタメンで出場するほか、佐々木、長谷川も初マウンド。同一チームとしては、初めて日本人メジャー3選手が、同じグラウンドに立つことになる。
オープン戦とはいえ、2日の試合は見どころの多い試合になる。「試合でしか感じられない感覚を取り戻すこと」をテーマとするイチローに対し、長谷川にしても「ブルペンよりも試合でつくっていくタイプ」。佐々木にいたっては「ボールの回転が良ければそれでOK。極端に言えば、最初はストライクが入ればいい」という初期の段階。だが、この3人が今季のマ軍の浮沈のカギを握るキーマンでもあるだけに、仕上がり具合は要チェックポイントとなる。
実際、メジャー歴代最多タイとなる116勝をマークした昨年も、先行逃げ切りが必勝パターンだった。今季は、昨年までの中継ぎパニアグアに代わって、長谷川が加入。佐々木につなぐまでの貴重な役割を期待されており、2日の試合はそのシミュレーション的な意味合いも含まれている。
「このあと投げ込みの時期もつくります。本当に大事なのは最後の3試合ぐらいじゃないですか」。佐々木の言葉通り、オープン戦の結果はさほど重要ではない。だが、3人の働きが今季のマ軍を左右するだけに、注目度はアップしそうだ。
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