佐々木主浩投手が7日、松井封じにもつながる新球カットファストボールを試投した。この日、キャンプ地のアリゾナ州ピオリア入りして初めてブルペン入り。捕手を立たせたまま直球を中心に40球を投げたが、終わりごろにはキャンプで習得を目指すカットファストボールも数球、投げた。
佐々木は「おれはリベラ(ヤンキース)を目指しているから。いい曲がりをしていたよ」と上機嫌だった。カットファストボールはライバル・ヤンキースの守護神、M・リベラが得意とする球種。その名前を引き合いに出して手応えを口にした。
昨季までは直球とフォークボールを主に、カーブを補助的に使用してきた。フォークは空振り、カーブはタイミングを外すのが狙いだったが「バットを振らせつつ、芯(しん)を外す」ことを目的としたカットファストボールを加えることで、投球の幅を広げるのが狙いだ。
「こっちのバッターにしんで当てられると、どこまで飛ぶか分からないからね」。新球は球速140キロ前後で「真横にずれるイメージが理想」という。マスターできれば「踏み込まれることが多い」左の強打者、松井やヤ軍ジアンビらに有効なボールとなる。
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