こちら大魔神は“自己流”を貫く−。マリナーズ佐々木主浩投手が、今年のキャンプでも例年通り「投げ込み期間」を設定する考えを明らかにした。3月9日からの3日間で、連日100球の投球練習を行う予定だ。日本では当たり前でも、「肩は消耗品」の考えが徹底しているメジャーでは、1日100球以上の投げ込みは常識外れと言われる。それでも佐々木はメジャー入り後も日本時代と同じように期間を決めて、自己流の調整法を続けてきた。特に今回は、昨季終了後、右ヒジ遊離骨の除去手術を受けたこともあり、慎重な姿勢を見せてきたが、順調に回復したことで決断した。「手術前に(開幕から)逆算した通りに調整は進んでます。新しい球種(カットファストボール)を使うためにも投げ込みたい」。
オープン戦開始直後の3月初旬には、横浜南共済会病院・山田勝久院長から、ピオリアで最終チェックを受ける予定。この日こそ、アリゾナでは珍しい雨模様となり、予定していた投球練習を取りやめたが、佐々木の4年目の足取りに不安は見えてこない。
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