佐々木主浩投手が、急性のジンマシンに襲われた。キャンプ2日目の練習後、いつものようにアイスタオルで右ヒジのアイシングを行ったところ、突然、同個所に原因不明の激しいかゆみが発症。約10センチ四方の大きな湿疹(しっしん)ができるハプニングに見舞われた。
着替えを済ませた佐々木は、苦笑いしながらクラブハウスから姿を見せた。「やあ、参りました。めっちゃめちゃ、かゆいんですよ」。投球後、アイシングをするのは恒例だが、かゆみが出たことは1度もなかった。ところが、前日に続いて2日連続で湿疹が発生。両日とも約30分後に治まったものの、思わぬ異変?に困惑気味だった。
もっとも、投球練習は支障がなく、今後は冷水による直接冷却などほかのアイシング方法を試して対処する方針。江川靖トレーナーによると「寒冷ジンマシン」という症状で、さほど珍しくはないという。「昨年手術をしたことで、知覚が過敏になっているのかもしれません」。この日は約50球の投球練習を行うなど、調整そのものは順調。「ほんと笑いごとじゃないです」とこぼす佐々木自身が、誰よりも笑っていた。
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