マリナーズ佐々木主浩投手が、あらためて日本での開幕戦実現を希望した。3月25、26日にマ軍とアスレチックスの公式戦が東京ドームで予定されているが、緊張状態にある米国とイラクが交戦を開始した場合、中止される可能性が浮上。がい旋登板を楽しみにしている佐々木は「チームのほかの選手も日本に行きたがっているし、僕としてもぜひ日本で投げたい」と、率直な胸の内を明かした。
メジャー4年目を迎える佐々木にとって、日本でマウンドに上がるのは、00年の日米野球以来。その時、マ軍のユニホーム姿を披露したとはいえ、相手が旧知の全日本メンバーでもあり、親善の意味合いは濃かった。だが、今回は同じア・リーグ西地区のライバル・ア軍が相手。「開幕戦ですし、やっぱり気持ちの持ち方は違うんじゃないですかね」。昨年10月に右ひじ手術を行ったものの、日本開催が決まって以来、開幕日から逆算して調整を進めてきた。
ただ、核査察問題でイラクに対して強硬姿勢を見せている米国が、宣戦布告をするのは時間の問題といわれており、そうなると開幕戦への影響は必至。警備上の問題に加え、戦争状態にある当事国には場合によって保険が適用されないこともあり、米国サイドが海外遠征を敬遠する可能性も捨てきれない。「日本のファンの方に、いいプレーをお見せしたい」という佐々木の言葉は、マ軍ナイン全員の思いに違いない。
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