思わぬ悪天候が、マリナーズの投手陣に影響を及ぼす可能性が出てきた。予定されていた韓国ロッテとの練習試合が、雨天中止。佐々木主浩投手、長谷川滋利投手の初登板もずれ込むことになった。
未明から降り始めた雷を伴う断続的な強い雨で、早々と中止は決まった。7イニングだけの練習試合だったとはいえ、主力級が登板予定の大事な試合だった。なかでも、佐々木、長谷川の両ベテランにとっては、大きな誤算だった。「仕方ないことですが、最初に投げてみて、どれくらい肩が張るかを見たかったんですけどね」。昨年10月に右ヒジ手術を終え、開幕から綿密に逆算していた佐々木にとって、初の実戦は今後の調整の「ものさし」になるはずだった。
ただでさえ、開幕が早い(3月25日=東京ドーム)ため、例年よりオープン戦の試合数(24試合)が少ない今季は、1試合ごとの重味が違う。無理して試合数をこなそうとすれば、登板間隔が短くなる。開幕までの青写真を修正する必要も出てきた。
きょう26日には14イニングの練習試合を予定しているものの、天気予報はまたしても「雨」。経験豊かな両ベテランとはいえ、実戦不足は避けられない状況になってきた。
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