マリナーズ佐々木主浩投手や、巨人清原和博内野手、桑田真澄投手のKKコンビら同級生が「同期会」結成へ動き出すことが31日、明らかになった。この「黄金世代」は計96人がプロ入りし、現在10人が現役を続けている。高校出の選手が、ドラフト指名されてから今年で区切りの20年目を迎えることから、現役や球界OBの同期生が集結し、野球教室開催など球界発展のために一致団結する。
球界には現在ヤクルト古田らを中心とした「40年会」や、ロッテ黒木らの「48年会」がある。その間となる67年(昭和42年)4月2日から翌年4月2日までに生まれた同期たちが、球界発展のため一致団結しようというもの。マリナーズ佐々木やKKコンビら現役プレーヤーが中心となり、結成を呼びかけていくことになった。
この世代は、90年代の球界を代表するプレーヤーばかりだ。現在3選手の他に広島佐々岡、西山、日本ハム田中幸、横浜デニー、オリックス大島、巨人河本、ダイエー柴田が現役で活躍している。また阪神松山ら5人がコーチ。これまで各選手独自に野球教室やボランティア、チャリティー活動など球界発展に貢献してきたが、来季は高校出のプレーヤーがドラフト指名されてから20年目。その区切りの年に、同期会を結成してイベントを開催するプランだ。
また昨年12月、名球会の規約変更で日米通算250セーブでマリナーズ佐々木が名球会入り。清原も2000本安打にあと18本で名球会入りが確実な状況になっている。田中幸や桑田も名球会入りの可能性がある。同期生が現役で複数も名球会入りとなると異例で、同期でその祝福パーティーを開催する動きもある。
佐々木は「年齢的にも現役が少なくなってきた。これまで同期が集まる機会がなかったので、みんなで何か球界のためにやるのはいいことだと思います」と積極的な姿勢だ。結成までの世話役には西武OBの大塚氏(野球評論家)らが候補で、実現へ向けて、今季終了後には集結したい意向。その中で役員や具体的な活動を決めていく。
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