復活を目指すマリナーズ佐々木主浩投手が9日、沖縄・名護市で「ゲンを担いで」始動した。昨年は故障の影響で不本意な成績だったが「昨年は野球をやってなかった。その借りは返します」と復活宣言。今季メジャー5年目を迎え、2月22日には36歳となる。「1年1年が勝負ですが、できれば40歳まではやりたい」と現役40歳ストッパーを目指す。
佐々木が汚名返上を目指すシーズンのスタートにゲンを担いだ。この日、ダイエー井口らが自主トレしている沖縄・名護市のカヌチャベイホテル内の施設で筋力トレ、キャッチボールなど3時間近く体を動かした。実はメジャー1年目から3年目まで同地で始動してきたが、昨年はサイパンだった。
自主トレ場所を変更した途端に不振…。そんな経緯から佐々木は「ここはゲンがいいところですから。横浜時代から、ここで自主トレをやったシーズンは良かった。昨年は野球をやってなかったから、反省してます。ケガしないような体をつくって、チームに貢献したいです」と語る。
何かにすがりたい気持ちも無理なかった。昨年は故障の連続だった。持病の腰痛、さらに右わき腹を痛めて、故障者リスト入りを2度も経験した。メジャーを代表するストッパーになった男が、屈辱的な中継ぎの試練も味わった。「自宅で静養してるときは、悔しさだけしかなかった。早くマウンドに立ちたい、仕事がしたいと思った。今年はその欲求を解消します」と言い切った。
ヤンキース松井との対戦もお預けだった。だが佐々木は「1年間働ければ、対戦することもあるから楽しみです」とニヤリ笑った。メジャー5年目で、2月22日の誕生日で36歳。「1年勝負ですが、できれば40歳まではやりたい。だからまずは今年です」。大魔神が復活して、抑え投手の選手寿命が短い球界に“ストッパー改革”をおこす。
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