横浜が、日本球界への復帰を表明したマリナーズ佐々木に対し「日本人最高年俸」の待遇を用意する。峰岸進球団社長は21日、佐々木の獲得について「彼は横浜におけるON的な存在。お金の問題ではなく、横浜に戻りたい気持ちを素直に受け入れたい」と語り、佐々木がFAとなるまでTBS本社、球団内で受け入れ態勢を整える考えを示した。
佐々木はオプション契約を含めると、10億円近い金額を破棄してまで日本復帰を選ぶだけに、横浜は最高条件を準備する。日本復帰の際は、今季マ軍が佐々木に払う年俸(800万ドル=約8億8000万円)を肩代わりしなければならない可能性もある。また佐々木のプライドに配慮する意味からも、球団関係者は「獲得すればかなりの年俸になるが、彼には実力以上の価値がある」と語り、巨人時代のヤンキース松井の6億1000万円を超える、球界史上最高年俸を提示する可能性を示した。観客動員、グッズ販売など営業面での効果も期待できるが「プロ野球ファンのため」(球団関係者)と、球界の人気回復も視野に入れ、獲得準備を整える。
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