退団の意思を表明したマリナーズ佐々木主浩投手の今後について20日(日本時間21日)、米国内では佐々木の代理人トニー・アタナシオ氏と大リーグ選手会との間で話し合いが行われた。退団にはウエーバー手続きを踏む必要があるが、本来、同制度は球団による不当解雇に伴う選手の契約内容・職場を保護するためのもの。契約期間中の選手が自らの意思で退団を申し出てリリースされるケースは極めて珍しい。今回の場合、佐々木の「個人的な家庭の事情」という特殊な理由があるとはいえ、選手会側は契約違反に該当しないか慎重に対応。アタナシオ氏が、佐々木の意向と今回の経緯を説明する機会を持つに至った。
今後は両者の話し合いの結果を受けて、早ければ21日にもマリナーズ側が大リーグ・コミッショナーを通してウエーバー手続きを行う予定。21日以降にずれ込んだ場合は、ウエーバー公示がクリアになるのは週明けの26日以降となる。いずれにしても、米国内でも佐々木の「家庭優先」の姿勢は伝えられており、メジャー他球団が獲得に動く可能性は、ほぼなさそうだ。
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