マリナーズ佐々木主浩投手(33)がアレックス・ロドリゲス遊撃手(25)に真っ向勝負を挑む。今日6日(同7日)からのレンジャーズ3連戦では、昨年の同僚でメジャー最高年俸男A・ロドリゲスと初対決する可能性が十分。久しぶりの再会を楽しみにする一方で、内角を容赦なく攻める考えを明らかにした。
情を挟むわけにはいかなかった。親友A・ロドリゲスとの初対決を前に佐々木ははっきりと言った。「いろいろと考えてます。アレックス(ロドリゲス)は初球から打ってこないタイプだけど、僕との場合は打ってくるかもしれないですからね」。互いに手の内を知り尽くした間柄でもあり、既に仮想の配球を練っていることを明かした。
A・ロドリゲスは昨年までのマリナーズのスーパースター。だれより再会を楽しみにしていたのが佐々木だった。A・ロドリゲスといえば、オフ、FA権を行使し、10年2億5200万ドル(約315億円)の史上最高額でレンジャーズへ移籍。チームの柱を失った衝撃はマ軍だけでなく、佐々木にとっても大きかった。もっとも、今春キャンプ中には佐々木の元にA・ロドリゲスから電話がかかってくるなど、友人としての交流は変わっていなかった。
だが勝負となれば別。マ軍はアスレチックスとの開幕3連戦を2勝1敗で乗り切り、順調なスタートを切った。しかも相手のレ軍は同じア・リーグ西地区の強力なライバル。今季初対決で先手を取れば、今後のペナント争いも優位に立てる。「アレックスは外角でも長打を打てる。もちろん内角にもビシッといきます」。最後はズバリ内角攻めで仕留める青写真。メジャー2年目を迎え、進化した佐々木の姿が親友の対決で見られるはずだ。
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