<マリナーズ4−1エンゼルス>
シアトル・マリナーズの日本人コンビが「7冠」に躍り出た。ストッパー佐々木主浩投手がエンゼルス戦で連投し、両リーグ最多の9セーブ目をマーク。イチロー外野手も2安打し、球団のマ軍新人の連続試合安打を15に伸ばした。佐々木のセーブ数をはじめ、イチローの安打数など2人で個人成績7部門トップを占めた。ア・リーグ西地区首位を独走、13勝4敗で4月勝ち越しを早々に決める快進撃は、間違いなく2人が支える。
ピネラ監督は「(日本人の)2人がいなかったら」と問われ「薄ら笑い、とでも言っておくよ」と笑顔をみせた。アームストロング球団社長も「2人がいなかったら? こんな成績にはなっていないだろう」と素直に2人の力を認めた。
佐々木のセーブ数(9)登板数(11)イチローの安打数(28)をはじめ、併殺率、三振率の低さなど2人で個人成績の7部門のトップを占める。この日、無言で球場を離れたイチローに代わって佐々木はサラリと言った。「数字? 投げられるうちはいいですからね。まあ、頑張るだけですよ」。現時点で、個人の数字には何のこだわりも持っていない。優勝を狙う長丁場のペナントレースを見据える佐々木とイチローの感覚には、一寸のズレもなかった。 球団創設25年で最高の開幕ダッシュ。日本人コンビが支える快進撃は、まだ終わりそうにない。
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