<エンゼルス1−2マリナーズ>
1点リードの9回裏2死。打者1人を抑えるのが、この日の佐々木の役目だった。「とにかく甘くならないようにしました」。代打スピージオには慎重になり過ぎ四球を与えたが、続くファブレガスを左飛。1つのアウトに10球を要しながら、リーグトップの6S目は何よりの良薬だった。
ベンチの思いは痛いほど分かっていた。この日も9回裏はサヨナラを喫した前夜と同じ4番グラースからの打順だった。そのグラースにはネルソン、左のアンダーソンには左腕ローズ、そして3人目に佐々木。「1人1殺」のぜいたくな継投は佐々木のショックを消すための首脳陣の配慮でもあった。
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