<レンジャーズ5−6マリナーズ>
2年目のマリナーズ佐々木主浩投手(33)が3連続セーブをマークした。3点リードの9回裏に登板し、1点差に迫られるヒヤ汗ものだったが、後続を打ち取り両リーグトップの3セーブ目を挙げた。
過去2試合は危なげない抑えぶりだったが、今季初めてピンチを迎えた。先頭に安打を許し、1死後、ベラーデの二塁打で二、三塁。ここで待ち受けていたのが昨季までの同僚A・ロドリゲスだった。「うちの子供が寂しがってるよ」(佐々木)。試合前には互いの家族の近況について語り合った仲。だが直接対決となれば容赦はない。結果はカウント1―3から左翼線へ2点適時打を運ばれ、今季初失点を喫した。直前に微妙な球をボールと判定された末、不利なカウントからの直球を痛打された。「1―3になった時点で負け。0点で抑えるに越したことはないけど、とにかくチームが勝てばいいんです」。
もっとも、その後は1死一、二塁からカララーガ、カミニティを三振、二ゴロに料理したあたりはさすがだった。この日は今季初の連投。しかも仲のいいフランクリンのメジャー初勝利もかかっていた。「すごく意識してました。今日打たれて修正するところも分かりました」。展開次第では、3連投もいとわない覚悟。チームの開幕ダッシュに大魔神の右腕は欠かせない。
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